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認定補聴器技能者インタビュー

Interview Vol.19
日本補聴器技能者協会・正会員インタビュー  瀧沢 舞さん
認定補聴器技能者 瀧沢 舞さん(2014年取得)
「認定補聴器技能者」は、一般にはあまり聞き慣れない資格ですが、補聴器をお買い求めになる際には大変重要な役割を果たします。
今回は、認定補聴器技能者養成の促進と、その知識・技能の一層の向上を図るため、大幅に改正された養成課程の第一期生として資格を取得した瀧沢さんをご紹介します。
認定補聴器技能者の養成事業は、受講資格者の拡大、講習内容の拡充改善、養成期間の短縮など大幅な改正が平成22年度から行われています。

認定補聴器技能者

瀧沢 舞さん(2014年取得)

聞こえづらさにお悩みの方の幅広さにビックリ
学生時代と前職の福祉関係の職場で、手話でろうの方や難聴の方とお話しする機会があり、転職をする際も、やはり学んだ手話を活かし、難聴の方の役に立てる仕事に就きたいと思い現在の職場に就職しました。
実際に仕事に就いてみると、手話でお話しされるお客様より中途失聴や加齢による難聴の方が圧倒的に多く、聞こえづらさに悩まれている方の幅広さに驚いたのを覚えています。難聴の度合いや原因も違えば、年齢も赤ちゃんから高齢の方までと、誰一人として同じことはなく、本当に一人一人に合った対応、フィッティングが必要なんだと、先輩方に色々教えて頂きながら頭をフル回転させて接客していたのを印象深く覚えています。
聞こえた瞬間のお客様の輝く笑顔に感激

お客様が補聴器専門店に初めてご来店される際、とても不安な気持ちを持っていらっしゃると思います。勇気を出してお店に入ってこられた際に、お店から明るい声で迎えられれば、少しは不安が和らぎ、緊張もほぐれるのではないかなと思っていますので、明るく、元気よくお客様をお迎えできるように心掛けています。
入社一年目のことですが、ケースワーカーの方と一緒に聴覚と知的の重複障害のお客様がいらっしゃいました。ご本人様は無口で、私が大声でお声掛けしてもうなずくばかりでほとんど会話にならず、ケースワーカーの方も無口なのが知的障害なのか、難聴なのか判断できないため、まずは補聴器を装用して判断したいとのことでした。
早速補聴器をフィッティングし、装用していただいたところ、急にお顔が明るくなり、今までの無口がうその様に、「あ、聞こえる!聞こえる!」とご自分からたくさんお話をして下さいました。その時のお顔と、ケースワーカーの方の驚いた顔が今も忘れられません。
そのお客様は今では、就労施設でリーダーをされており、お店に定期点検に来られると、最近の出来事などを楽しそうに話してくださいます。補聴器を装用した瞬間、音が聞こえた瞬間、こんなにも人は変わることがあるんだ、ととても印象に残っています。

お客様の笑顔を見るのがうれしいという瀧沢さん

お客様の笑顔を見るのがうれしいという瀧沢さん

新制度の資格取得・第一期生として
新制度の認定補聴器技能者養成課程の第一期生でしたので、集合講習ではない自宅学習のeラーニングが一番印象深いですね。繰り返し聞けて、苦手なところに時間を掛けられ、基礎をしっかり覚えることができました。
認定補聴器技能者は、雲の上の資格だと思っていました。会社で分からないことや難しいケースなどを、この資格を持つ先輩方に相談すると、パパッと教えていただいたり代わりに対応していただいたりして“すごいな、プロフェッショナルだな”と感心したものです。
いざ自分が認定補聴器技能者試験に合格してみて、私の大きな自信に繋がった反面、先輩方の知識や技術にはまだまだ追いついていないと実感していますので、お客様の相談に応えられるよう、またお客様に安心してご相談いただけるように、あぐらをかくことなくどんどん新しい情報を吸収して、お客様に提供できるように努力したいと思います。
資格を取得して実感した大切なこと

ご購入いただいた補聴器で、聞きたい場所で聞きたい音が聞こえたと伺った時や、補聴器を大事に使っていただいて買い替えも当店でしていただいた時、お客様からの紹介で新しいお客様が来店された時など、嬉しく思うことは多々ありますが、お客様が来店された時より良い聞こえになってお帰りいただいた時が一番嬉しいです。
資格取得までは、まずは受かることがゴールと考えていましたが、今は新たなスタートラインに立ったと思っています。養成課程で学んだことは普段の業務ではあまり触れない分野もあり、仕事をしながらの勉強は大変でもありますが、補聴器を販売されている多くの方がこの資格を取得して、大きな力としていただければと思います。

瀧沢さんが勤めるお店の外観

瀧沢さんが勤めるお店の外観

おわりに

「認定補聴器技能者」の役割、大切さを実感していただけましたでしょうか。幅広い知識や秀でた技能だけでなく、認定補聴器技能者になるための「4年間」の頑張りを支えた思いや理念はきっと、みなさまの補聴器ライフに大きな安心感をもたらすことでしょう。

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