認定補聴器技能者インタビュー

認定補聴器技能者 田中 秀清さん(2007年取得)
「認定補聴器技能者」は、一般にはあまり聞き慣れない資格ですが、補聴器をお買い求めになる際には、大変重要な役割を果たします。
今回は、実際に補聴器専門店の店長として第一線で活躍されている田中さんにお話を伺いました。

認定補聴器技能者

田中秀清さん(2007年取得)

Q:認定補聴器技能者になろうと思ったきっかけは?
補聴器の販売は、もちろん認定補聴器技能者でなくてもできますが、やはりお客様に「きちんとした聞こえ」を提供したいという思いがありました。強いて言えば、それがきっかけです。もしお客様が100人いたら100%は難しいにしても、それに近い確率で補聴器の音質をそれぞれの人に合わせられるようになりたいと思っています。
Q:資格を取る前と今で、どう変わりましたか?

補聴器の音質調整(フィッティング)が、うまくいく割合が高くなりました。認定補聴器技能者の資格を取るために要した「5年間」という経験は、やはり大きいのです。決して簡単な資格ではないので、それなりに勉強して様々な知識を身につけました。多くの知識を持つことで、接客にも余裕や自信がうまれ、お客様にとっては、「安心感」や「信頼感」もっていただけるようになったと思います。

補聴器販売店でのインタビュー・シーン

補聴器販売店でのインタビュー・シーン

Q:5年の間に、学んだことは?
補聴器のことを勉強したくても、一般に専門書がたくさん出ているわけではありません。しかし、この資格を目指すことで、音響学から法律のことまで、体系的に知識を身につけることができます。直接的に役立つわけではないかもしれませんが、バックボーンとして知識に深みが増すことで、お客様への説明も、一層詳しく話せるようになりました。
Q:認定補聴器技能者ならではのワザを教えてください。

接客の際にすること自体は、認定補聴器技能者も、そうでない人も変わりません。自分を例にとるなら、より「的確」な音質調整ができるようになったこと。例えば、「言葉が聞きづらい」という場合、勘に任せて調整するのではなく、身につけた知識を役立てて、 聞こえの周波数を○○○Hzといった具合に、ピントを絞って的確に調整できるようになりました。以前は、調整に無駄な時間をかけていた気がします。

PCを使った、補聴器の音質調整(フィッティング)

PCを使った、補聴器の音質調整(フィッティング)

Q:あなたにとって、認定補聴器技能者とは何ですか?
資格取得がゴールではありませんし、そうであって欲しくはありません。あくまで通過点だと思います。身につけたことは、決して最高レベルのものではなく、補聴器の業界人として最低限身につけて欲しいというレベルです。あとは、資格を取ったあとどうするかだと思います。経験を積むだけでなく、興味を持ったことをより深く学ぶことが大切です。
Q:最後に、読者のみなさまにメッセージをどうぞ
補聴器をお求めになるには、やはり認定補聴器技能者のいるお店をおすすめします。私自身、認定補聴器技能者になる前と、なった後では見違えるほどの対応になりましたから・・・
田中さん、本日はありがとうございました。

おわりに

「認定補聴器技能者」の役割、大切さを実感していただけましたでしょうか。幅広い知識や秀でた技能だけでなく、認定補聴器技能者になるための「5年間」の頑張りを支えた思いや理念はきっと、みなさまの補聴器ライフに大きな安心感をもたらすことでしょう。

Copyright (C)   Japan Hearing Instruments Technician's Association.  All  Rights  Reserved.