認定補聴器技能者インタビュー

Interview Vol.06
認定補聴器技能者協会・正会員インタビュー 吉岡 典保さん
認定補聴器技能者 吉岡 典保さん(2009年取得)
「認定補聴器技能者」は、一般にはあまり聞き慣れない資格ですが、補聴器をお買い求めになる際には、大変重要な役割を果たします。
今回は、この秋に、晴れて認定補聴器技能者の資格を取得したニューフェイス・吉岡さん(といっても補聴器販売歴10年のベテラン選手です)をご紹介します。

認定補聴器技能者

吉岡典保さん(2009年取得)

補聴器販売は奥の深い、難しい仕事

私が接客の中で一番心がけていることは、とにかくお客様の話を良く聞くことです。どんなに知識や調整の技術があっても、的外れな事をしたのでは何にもなりませんから。お客様のより良い聞こえのためには、まず自分自身が良く聞くことから始まると思います。
補聴器の販売に携わるようになって感じたことは、経験を積めば積むほど奥が深く、難しいという事でした。その中で、いかに自分を高めそしてお客様に満足していただけるかと考えた時に、この認定補聴器技能者の資格は必要だと思い、取得を目指したんです。
資格取得までの5年間の中で、特に5日間の基礎講習会と技能者講習会は大変でした。毎日みっちりとカリキュラムが組まれており、新しい事をどんどん覚えていかなくてはなりませんでしたから。

真剣な表情でお客様のデータを分析

真剣な表情でお客様のデータを分析

認定補聴器技能者であることの責任を感じる
私は資格を取ったばかりですが、資格を取るに当たって身につけた知識や技術のおかげで色んな角度から物事を見ることが出来るようになり、それが気持ちのゆとりにも繋がっていると思います。またその一方で、今までと同じではいけないという責任感もより強く感じています。技能者である以上、他の人の目から見て違いのある存在でなければならず、資格が名前だけのものにならないようにしていくことが大切です。
「見てもらうだけで安心する」お客様の言葉に感激

お客様で、もともと明瞭度がかなり低く、補聴器の調整を繰り返してもなかなかコミュニケーションの難しい方がいらっしゃいました。何度もご来店いただき、期待に応えられないことを申し訳なく感じていました。ところがそのお客様は、私に補聴器を見てもらうとそれだけで安心するという理由で、何度も足を運んでいたのだそうです。聞こえの改善が出来れば一番ですが、そうではない部分でもお客様の役に立つこともあるのだと気づきました。今でもそのお客様には定期的にご来店いただいています。

いつもにこやかに接客する吉岡さん

いつもにこやかに接客する吉岡さん

すべての方にご満足いただけることを目標に
この仕事をしていて一番うれしく感じる時は、皆さん同じだと思いますが、やはりお客様に喜んでいただいた時に限ります。お客様のより良い聞こえのお手伝いが出来、その結果喜んでいただければこれ以上のことはありません。またそれがあるからこそ、やっていける仕事だと思います。すべての方にご満足していただくことは難しいですが、少しでもそれに近づくようにやっていきたいです。
知識・経験をさらに積んで、つねに自分を成長させたい
私にとって認定補聴器技能者とは、自分に対する自信であり、また責任感を強くするものだと思います。技能者だから自信を持って接客に当たれますし、その中で間違った事が出来ないので、常に自分を成長させていくことが必要になります。
資格取得のためには様々な講習会などがありますが、それだけ勉強すればよいというのもではないと思います。研修では得られないものが、普段のお客様と接する中にたくさんあるので、これから資格取得を目指す方には、それを大事にしていってほしいです。自分が携わっている業務の中で、とにかくたくさんの経験を積んでほしいと思います。

おわりに

「認定補聴器技能者」の役割、大切さを実感していただけましたでしょうか。幅広い知識や秀でた技能だけでなく、認定補聴器技能者になるための「5年間」の頑張りを支えた思いや理念はきっと、みなさまの補聴器ライフに大きな安心感をもたらすことでしょう。

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