認定補聴器技能者の資格を取得した今も日々勉強が続いているので、より意欲的になったかもしれません。資格取得の勉強で知識が増えたので、お客様のご質問にはより的確に答えられる様になったと思います。
自分のフィッティングに自信を持ちながらも、決して高飛車にならず謙虚な対応を心がけています。特に補聴器の調整は経験年数が長くなるとどうしても傲りが生まれがちなので、本当にこれで良いのか自問自答して慎重に、初心を忘れずにお客様の声を良く聞く様にしてフィッティングを行っています。
また、昨日までの常識が時代遅れの知識にならないように勉強を怠らず、新しい知識を吸収しようと努力しています。あと当たり前なことですが、接客業なので常に笑顔での対応を心がけています。
お子さんにも大人気の柴田さん
「認定補聴器技能者」は、一生の仕事にしたい
私の印象に残っているお客様は、私が担当させていただいたすべてのお客様なのですが、特に忘れられないのは、当時小学生だったKちゃんですね。もう引っ越してしまったので直接会う機会は無くなってしまったのですが、毎年写真入りの年賀状を送っていただき、まるで我が子の成長のように楽しみにしています。初めて会った時は泣き虫の女の子だったのに、今ではすっかりお姉さんです。
お客様に「ありがとう」と言っていただけることが、私には一番の励みになります。補聴器を販売させていただく仕事なので、本来はご購入いただき私がありがとうございますと感謝させていただく立場なのですが、補聴器をご使用いただくことにより多くのお客様に感謝のお言葉を頂戴します。中々経験できないことなので、できることなら一生の仕事としてこれからも続けて行きたいと思います。
資格取得はゴールではなくスタートライン
早く仕事を覚えて一人前と認めてもらいたいと懸命に勉強しましたが、知れば知るほど新たな疑問が生まれ、今でも毎日勉強は続いています。
私が入社した頃は最終目標のような資格と思っていましたが、今は資格を持っていて当たり前、ようやく一人前の仕事ができるようになったと思っています。これからどんどん後輩のスタッフが資格取得して来ると思いますので、先輩として知識力、技術力、対応力、すべてにおいて後輩に負けないように日々勉強を続けて行きたいと思います。
これから資格取得を目指す皆さんは油断しないでしっかりと勉強してください。資格取得のための勉強は一夜漬けでもできますが、補聴器の勉強は終わりがありません。ぜひ多くのことを学べるようにがんばってください!
柴田さんが勤めるお店の外観
「認定補聴器技能者」の役割、大切さを実感していただけましたでしょうか。幅広い知識や秀でた技能だけでなく、認定補聴器技能者になるための「5年間」の頑張りを支えた思いや理念はきっと、みなさまの補聴器ライフに大きな安心感をもたらすことでしょう。