この仕事は、毎回ドラマがあり、そのドラマひとつひとつを大切にしています。
最近の話では、交通事故に遭われ、昏睡状態となっていたお客様がおられました。事故の際に補聴器も破損し、奥様のこともわからない状態で、私も心配しておりました。その後補聴器を装用できるまで回復し、補聴器装用後のリハビリで目覚ましい回復を遂げられ、今ではすっかりお元気になられました。
ご本人様、ご家族様より「補聴器があったからこそ、短期間で元気になれました!代品の手配や修理など、迅速な対応をありがとうござました。」と有難いお言葉をいただきました。お客様の元気なお姿やこのような温かいお言葉が励みになります。
この一件で、やはり耳からの情報は大切だということを再認識しました。
『HAPPYの連鎖』を作ること
補聴器を通じて、お客様が『HAPPY』になってくださったら嬉しいです。
補聴器を装用されたお客様が、笑顔で「あなたのお陰で…」と感謝してくださると、私もHAPPYな気持ちになります。そのHAPPYな気持ちが、他の方にも伝わり、繋がり、みんながHAPPYになれたら、と思います。
常に「HAPPYの連鎖」を作りたいと考えています。
認定補聴器技能者を目指す人へのメッセージ
学生時代、人の役に立つ仕事、人と関わる仕事に就きたいと思っていました。
おかげさまで私は今、お客様、周りの方々、環境に恵まれ、大好きな仕事をさせていただいております。
補聴器のフィッティングは、奥が深く、マニュアル通りにいかないことが多いため、苦戦することも多々あります。ですが、やり甲斐を感じることも多く、お客様との関わりが、私の人生にプラスになっていることは間違いありません。
私には、高校1年生と中学2年生の娘がおりますが、娘たちが小さい時は、仕事と家事・育児の両立は簡単ではありませんでした。最近、社会全体が少しずつ変わってきており、結婚、出産後も女性が働きやすい環境になりました。とはいえ、働きながらの育児は大変です。周りの方に理解と協力をいただき、ますます『ママさん認定補聴器技能者』が増えていくと嬉しいです。
これから資格取得を目指す皆さま、一緒に「HAPPYの連鎖」を作りましょう!頑張ってください。
おわりに
岩本さんが大切にされている『HAPPYの連鎖』、とても素敵なことですよね。補聴器を通じてみんなが笑顔になれる世の中…これは全ての補聴器技能者の願いでもあります。そんな社会を実現するためにも“Everyone Skillup!”を合言葉に、日々頑張りましょう。