認定補聴器技能者インタビュー

認定補聴器技能者 杉谷 幾さん(2009年取得)
今回のインタビューは愛知県の販売店に勤務する杉谷さんにご協力いただきました!杉谷さんは補聴器販売歴19年のベテラン技能者です。日頃から心掛けていることや大切にしていることについて、さっそく伺ってみましょう!!

認定補聴器技能者
杉谷 幾さん(2009年取得)

認定補聴器技能者を目指したきっかけ

補聴器販売に従事してから店舗での接客が中心でしたが、勤続年数が進むにつれて段々と病院での補聴器外来を担当する機会が増えていきました。耳鼻科の先生方や患者さんと関わっていく中で、信頼を得て安心して補聴器を装用していただきたいという思いから認定補聴器技能者を目指そうと思いました。

養成課程中のことは正直あまり覚えていないのですが、本試験が終わった後に一緒に受けた同僚数人と帰りの電車の中で答え合わせをしたところ、みんな答えがバラバラで急に不安になり答え合わせをやめたことが今となってはいい思い出です(笑)

資格取得後は周囲から「認定補聴器技能者」として見られることになるため、今まで以上に責任を持ってお客様の対応をしなければと強く思うようになりました。また、年々進歩する補聴器の性能や調整の技術、日々の接客における対応力は何年経っても磨いていく必要があるため、その都度上司や先輩にアドバイスをもらったり、時には後輩に意見を求めたりすることもあります。資格を取得したら終わりではなく、今も学びの途中と思っています。

お客様にご満足いただくために

補聴器を販売するということは、その人の「聞こえ」という人生を背負うことと思い取り組んでいます。補聴器販売は補聴器をお渡しして終わるものではなく、その後も調整やメンテナンスでずっとお客様に寄り添っていく必要があるからです。また、接客で心掛けていることは忙しい時間を割いてご来店されたお客様に、なにかひとつ「来て良かった」を持ち帰ってもらうことです。

以前、40代男性の方がお仕事で長期の海外出張が決まり、英会話のレッスンがスタートした中で自分だけ英語が理解できず困っているとのことでお会いしました。補聴器を装用し子音が強調されたことで聞き取りが格段に上がったそうで、英語がわからないのではなく聞こえていなかったのだと実感されていました。
それ以来、英語の授業がある学生の方などのご相談の際にこのエピソードをお話して試聴をお勧めしています。

認定補聴器技能者を目指す人へのメッセージ

認定補聴器技能者は聞こえに困っている方とその方に合う補聴器を繋ぐ案内人だと思っています。聞こえでお困りの方のご要望に応えることができた時、その方の表情がパッと明るくなる瞬間が一番の喜びです。最近は私も含めて接客時にはマスクをしていますが、マスク越しでもわかる笑顔に出会えた時はこの仕事をやっていて良かったと実感します。

これから資格取得を目指す方にお伝えしたいことは、認定補聴器技能者になるまでの知識や経験を身に着けること、資格取得後にさらにスキルアップを目指すことはとても重要です。そして、得られたスキルを発揮し、お客様への対応にきちんと活かすことも大切です。聞こえにお困りの方に寄り添える認定補聴器技能者になって欲しいと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか。杉谷さんのインタビューの「今も学びの途中」という言葉に表れているように、認定補聴器技能者になった後も継続して学んでいくこと、そしてお客様への対応に活かしていくことが大切です。技能者協会では今年度も学びの場として、HHP研修会をオンラインで実施して参ります。“Everyone Skillup!”を合言葉にこれからも研鑽を積んでいきましょう。

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