認定補聴器技能者インタビュー

認定補聴器技能者 山口 吉昭さん(2013年取得)
今回のインタビューは山形県の販売店に勤務する山口さんにご協力いただきました!山口さんは補聴器販売歴17年のベテラン技能者です。日頃から心掛けていることや大切にしていることについて、さっそく伺ってみましょう!!

認定補聴器技能者
山口 吉昭さん(2013年取得)

認定補聴器技能者を目指したきっかけ

資格取得以前、お客様から「あなたは認定補聴器技能者の資格を持っていますか?」と聞かれることが何度もありました。その度に「持っていません」と答えてお客様を不安にさせてしまうのが心苦しく、早く認定補聴器技能者になってお客様に安心していただきたいと常々思っていました。

認定補聴器技能者の養成課程を振り返ると、東京で行われた集合講習での耳型採取実習を思い出します。初めてお会いした多くの方々にじっと見られ、その中で耳型を取らなければならず、尋常ではなく緊張しました。シリンジを持った手が遠くから見てもはっきりわかるぐらいブルブル震えてしまい、その後のことは覚えていません。多分何とか出来たのだと思います。この経験のおかげで、普段の耳型採取は緊張せずに出来るようになりました。

現在でちょうど、補聴器販売歴丸17年になります。今まで数多くのお客様、耳鼻科の先生方、先輩方や同僚から色んなことを教えていただき、また様々な経験をさせていただきました。資格のあるなしに関わらず、そうした経験や日々の積み重ねがこの仕事には大事なのだと思います。幸い自分は、良い環境に恵まれ何とかここまで続けることができました。9年前資格を取ったことで、技能者としての自覚と責任が生まれたことは確かで、より丁寧な接客を心掛けるきっかけになりました。

お客様にとって最善の方法を

補聴器は、「買っていただくもの」というよりは、「使っていただくもの」だと思っています。どんなに良い補聴器を買っていただいても、使っていただかなければ宝の持ち腐れです。

私は「今目の前にいらっしゃるお客様にとって何が最善か」を接客の際に心掛けています。元々ずぼらな人間なので、忙しい時などは特に、惰性で仕事をしがちでした。ですが、そうすると結果的に信用を失い、お客様にとっても私たちにとっても不利益になりかねません。やはり、常にお客様にとって最善の方法を提示していくことが、信用を得ることにつながり良い結果を生むと思います。

補聴器を通して希望を

今でも毎回そうですが、子供さんに補聴器を合わせる時が強く印象に残ります。ご相談を始めてすぐの間は、本人や親御さんの不安が直に伝わってきます。それが補聴器を合わせていく中で、子供さんが「聞こえるよ」と言った瞬間、その不安が和らぎご両親ともども表情が明るくなります。その度に私もほっとしますし、少しでも希望を持ってもらえて良かったと思います。

また子供さんの場合、彼らの成長を見られることも楽しみの一つです。数年経つとびっくりするほど大きくなって驚くこともよくあります。

これから技能者を目指す方へのメッセージ

お客様に補聴器を最大限活用していただけるようサポートすること、そしてお客様のQOL向上に貢献することが、認定補聴器技能者の役割だと思います。自分自身も思い描く姿に近づけるよう、日々努力を続けております。

月並みですが、お客様に感謝された時にこの仕事をしていて良かったと思います。その度に、次も頑張ろうという気持ちが湧いてきます。ありがたいことですし、恵まれた仕事だなと思います。これからもたくさんの方々が認定補聴器技能者を目指されるでしょう。補聴器販売に携わっている中で、思うようにいかず悩むことも多々あると思います。ですが、あきらめず地道に経験と知識を積み重ねていけば大丈夫です。また、補聴器も日々進歩していますので、資格取得後も知識習得やスキルアップは大事です。お互いにもっと良い技能者を目指していきましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。山口さんのインタビューでもありましたように、お客様に最大限補聴器を活用していただけるよう、認定補聴器技能者になった後も継続して学んでいくことが大切です。技能者協会では今年度も学びの場として、HHP研修会をオンラインで実施して参ります。“Everyone Skillup!”を合言葉にこれからも研鑽を積んでいきましょう。

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