今回のインタビューは新潟県の販売店に勤務する山﨑さんにご協力いただきました!山﨑さんは補聴器販売歴18年のベテラン技能者で、現在の会社に入社された後から認定補聴器技能者を目指されたそうです。補聴器販売に携わる想いや、日頃から大切にしていることについて、さっそく伺ってみましょう!!
認定補聴器技能者を目指したきっかけ 前職は、調理師からの転職です。たまたま前職も聴力障害のある方のアシスタントとして働いた経験があり、そのようなきこえに関係する職に就くことになり、とても不思議なきこえの縁を感じます。 補聴器業界は初めて経験することばかりの世界でした。特に弊社は女性スタッフも多く、技術を身に付けて颯爽と働いておられる諸先輩達の仕事振りを目にし、こんなにも人に感謝される素晴らしい職業があるのかと驚きました。 入社当時は認定補聴器専門店ではなくお客様相談室として営業していました。弊社が認定補聴器技能者育成に力を入れていたこともあり、5年をかけて認定補聴器技能者を目指そうと声をかけて頂きました。本当に自分にできるだろうかと、正直不安しかなかったですが、私が認定補聴器技能者となり、お店が認定補聴器専門店になることで更に地域の皆様に補聴器が周知されるようになると考え、資格の取得を決心いたしました。 5年後、無事に認定補聴器技能者となり、お店の看板が認定補聴器専門店へと変わった時は大変嬉しく思いました。 資格取得までの道のり 私は5年をかけて、様々な研修に参加し測定や実技など学ばせて頂きました。始めてのインプレッション(耳型)採取などは、手が震えて、上手く出来なくてドキドキしたのを思い出します。 養成課程では同じ志を持った様々な年齢、職業の人達と垣根を越えて切磋琢磨しながら研修で出会い友達になることもできました。資格取得にかかる5年は長かったですが、今振り返ると自分を育ててくれた意味のある貴重な経験だったと改めて思います。 認定補聴器技能者の名札を下げる度、お客様に向かう責任の重さを実感しながら日々業務に携わっています。経験が浅い時は、余裕がなくお客様の一部しか見ることができませんでした。今思うと反省や失敗、後悔も沢山あります。今はその月日を糧にして、日々お客様には視野を広げて色々な角度から見極め、その人に合うきこえの提供ができるよう最善を尽くして頑張っています。 きこえだけでなく心のケアも 難聴者のきこえない生活の不安や心配は、分かっていても健聴者である今の私には到底理解しえないと思います。きっとその齢にならなければ、理解できないことでしょう。補聴器でのきこえばかりでなく、心のケアもしっかり出来る思いやりのある技能者でありたいと思っています。 無表情だったお客様が、補聴器をつけることで音が脳に伝わり、来店の度にどんどん表情が豊かになられます。何より、閉ざしていた頑なな心を少しずつ開いていただき、お客様の笑顔が増えて本来の自分の姿を見せていただけた時。そこで初めて信頼され、一生のお付き合いが生まれる瞬間をとても嬉しく思います。 病院からのご紹介で来店されたお客様の中で、特に記憶に残っている方がおられます。弊社の補聴器をお使いいただき、メンテナンス等でお付き合いしてゆく中、大変残念ながらご逝去されました。後日、ご家族さまに呼ばれお伺いすると補聴器を手渡され、「この補聴器はきこえで困っている方がみえたら使って欲しい」とご遺言を残されたと聞かされました。生前、この補聴器で大変助けて頂いたと聞かされた時には、そのお言葉を頂戴しありがたい限りでした。出会いは色々ありますが、このように思って頂ける方に出会えたことが私の財産です。 補聴器に出会えて最後まで楽しい生活を送り、沢山思い出が作れたとしたらこんな素晴らしいことはありません。このようなお客様体験ができたのもこの職業につけたからこそと思い、感謝しています。 これから認定補聴器技能者を目指す方へのメッセージ テレビや新聞で補聴器や集音機の通販番組を見ない日はありません。簡単で手ごろな商品を求める方が気軽に試されるケースが増えているのではないでしょうか。実際に補聴器相談でも通販経験者であり、何らかの原因で失敗して、次は補聴器を使ってみたいという方の声が多いのも事実だからです。私は自身の技術を磨きスキルアップすることで、補聴器の商品価値を高めることが出来ると信じています。いまこそ、技術とスキルをいかしてお客様の満足度を上げる事ができれば、補聴器への意識も変わって見直されるきっかけにもなると思います。 高齢社会となり社会問題となってきた認知症。ようやく各自治体でも取り上げてもらえるようになってきました。そこで注目される職業のひとつが認定補聴器技能者です。きこえの不自由な方が補聴器でコミュニケーションを取り、幸せで楽しい暮らしを送るお手伝いができる、とても素晴らしいやりがいのある仕事です。 今、取得をめざしている皆様が認定補聴器技能者となり、共にやりがいのあるこの仕事に誇りを持ちこれから出逢われるお客様を大切にされ、きこえる幸せが一人でも多くの方へ届けられますよう、応援しています。 おわりにいかがでしたでしょうか。山﨑さんのインタビューでもありましたように、認定補聴器技能者になった後も技術を磨き、スキルアップに努めることで補聴器の商品価値が高まり、お客様の満足度向上に繋がります。そうした積み重ねが社会的な補聴器に対する認識を変えていくのではないでしょうか。 技能者協会では認定補聴器技能者になった後も継続して学べるよう、HHP研修会を開催しております。“Everyone Skillup!”を合言葉にこれからも研鑽を積んでいきましょう!
資格取得までの道のり 私は5年をかけて、様々な研修に参加し測定や実技など学ばせて頂きました。始めてのインプレッション(耳型)採取などは、手が震えて、上手く出来なくてドキドキしたのを思い出します。 養成課程では同じ志を持った様々な年齢、職業の人達と垣根を越えて切磋琢磨しながら研修で出会い友達になることもできました。資格取得にかかる5年は長かったですが、今振り返ると自分を育ててくれた意味のある貴重な経験だったと改めて思います。 認定補聴器技能者の名札を下げる度、お客様に向かう責任の重さを実感しながら日々業務に携わっています。経験が浅い時は、余裕がなくお客様の一部しか見ることができませんでした。今思うと反省や失敗、後悔も沢山あります。今はその月日を糧にして、日々お客様には視野を広げて色々な角度から見極め、その人に合うきこえの提供ができるよう最善を尽くして頑張っています。
きこえだけでなく心のケアも 難聴者のきこえない生活の不安や心配は、分かっていても健聴者である今の私には到底理解しえないと思います。きっとその齢にならなければ、理解できないことでしょう。補聴器でのきこえばかりでなく、心のケアもしっかり出来る思いやりのある技能者でありたいと思っています。 無表情だったお客様が、補聴器をつけることで音が脳に伝わり、来店の度にどんどん表情が豊かになられます。何より、閉ざしていた頑なな心を少しずつ開いていただき、お客様の笑顔が増えて本来の自分の姿を見せていただけた時。そこで初めて信頼され、一生のお付き合いが生まれる瞬間をとても嬉しく思います。 病院からのご紹介で来店されたお客様の中で、特に記憶に残っている方がおられます。弊社の補聴器をお使いいただき、メンテナンス等でお付き合いしてゆく中、大変残念ながらご逝去されました。後日、ご家族さまに呼ばれお伺いすると補聴器を手渡され、「この補聴器はきこえで困っている方がみえたら使って欲しい」とご遺言を残されたと聞かされました。生前、この補聴器で大変助けて頂いたと聞かされた時には、そのお言葉を頂戴しありがたい限りでした。出会いは色々ありますが、このように思って頂ける方に出会えたことが私の財産です。 補聴器に出会えて最後まで楽しい生活を送り、沢山思い出が作れたとしたらこんな素晴らしいことはありません。このようなお客様体験ができたのもこの職業につけたからこそと思い、感謝しています。 これから認定補聴器技能者を目指す方へのメッセージ テレビや新聞で補聴器や集音機の通販番組を見ない日はありません。簡単で手ごろな商品を求める方が気軽に試されるケースが増えているのではないでしょうか。実際に補聴器相談でも通販経験者であり、何らかの原因で失敗して、次は補聴器を使ってみたいという方の声が多いのも事実だからです。私は自身の技術を磨きスキルアップすることで、補聴器の商品価値を高めることが出来ると信じています。いまこそ、技術とスキルをいかしてお客様の満足度を上げる事ができれば、補聴器への意識も変わって見直されるきっかけにもなると思います。 高齢社会となり社会問題となってきた認知症。ようやく各自治体でも取り上げてもらえるようになってきました。そこで注目される職業のひとつが認定補聴器技能者です。きこえの不自由な方が補聴器でコミュニケーションを取り、幸せで楽しい暮らしを送るお手伝いができる、とても素晴らしいやりがいのある仕事です。 今、取得をめざしている皆様が認定補聴器技能者となり、共にやりがいのあるこの仕事に誇りを持ちこれから出逢われるお客様を大切にされ、きこえる幸せが一人でも多くの方へ届けられますよう、応援しています。 おわりにいかがでしたでしょうか。山﨑さんのインタビューでもありましたように、認定補聴器技能者になった後も技術を磨き、スキルアップに努めることで補聴器の商品価値が高まり、お客様の満足度向上に繋がります。そうした積み重ねが社会的な補聴器に対する認識を変えていくのではないでしょうか。 技能者協会では認定補聴器技能者になった後も継続して学べるよう、HHP研修会を開催しております。“Everyone Skillup!”を合言葉にこれからも研鑽を積んでいきましょう!
これから認定補聴器技能者を目指す方へのメッセージ テレビや新聞で補聴器や集音機の通販番組を見ない日はありません。簡単で手ごろな商品を求める方が気軽に試されるケースが増えているのではないでしょうか。実際に補聴器相談でも通販経験者であり、何らかの原因で失敗して、次は補聴器を使ってみたいという方の声が多いのも事実だからです。私は自身の技術を磨きスキルアップすることで、補聴器の商品価値を高めることが出来ると信じています。いまこそ、技術とスキルをいかしてお客様の満足度を上げる事ができれば、補聴器への意識も変わって見直されるきっかけにもなると思います。 高齢社会となり社会問題となってきた認知症。ようやく各自治体でも取り上げてもらえるようになってきました。そこで注目される職業のひとつが認定補聴器技能者です。きこえの不自由な方が補聴器でコミュニケーションを取り、幸せで楽しい暮らしを送るお手伝いができる、とても素晴らしいやりがいのある仕事です。 今、取得をめざしている皆様が認定補聴器技能者となり、共にやりがいのあるこの仕事に誇りを持ちこれから出逢われるお客様を大切にされ、きこえる幸せが一人でも多くの方へ届けられますよう、応援しています。 おわりにいかがでしたでしょうか。山﨑さんのインタビューでもありましたように、認定補聴器技能者になった後も技術を磨き、スキルアップに努めることで補聴器の商品価値が高まり、お客様の満足度向上に繋がります。そうした積み重ねが社会的な補聴器に対する認識を変えていくのではないでしょうか。 技能者協会では認定補聴器技能者になった後も継続して学べるよう、HHP研修会を開催しております。“Everyone Skillup!”を合言葉にこれからも研鑽を積んでいきましょう!
おわりにいかがでしたでしょうか。山﨑さんのインタビューでもありましたように、認定補聴器技能者になった後も技術を磨き、スキルアップに努めることで補聴器の商品価値が高まり、お客様の満足度向上に繋がります。そうした積み重ねが社会的な補聴器に対する認識を変えていくのではないでしょうか。 技能者協会では認定補聴器技能者になった後も継続して学べるよう、HHP研修会を開催しております。“Everyone Skillup!”を合言葉にこれからも研鑽を積んでいきましょう!