今回のインタビューは愛媛県の販売店に在籍されている坂本さんにご協力いただきました!坂本さんは2022年に認定補聴器技能者になられたばかりのフレッシュな技能者で、これから取得を目指す方は大変参考になるかと思います。補聴器販売に携わる想いや、日頃から大切にしていることについて、さっそく伺ってみましょう!!
新卒で地元の補聴器販売店へ就職 私は新卒で入社しました。当時は弊社のことは地元で流れるテレビCMを知っている程度で、周囲に補聴器を使用している人もおらず補聴器はどんなものかも全く知らない状態でした。弊社とは就活中に合同説明会で偶然に出会いました。当時の採用担当の熱意がすごく、誇りをもってお客様の聞こえのサポートをしているのだなという印象でした。 そのスタッフの姿に、お客様の生活に寄り添ったこの業種で働いてみたいなぁと感じたことがこの業界で働こうと思ったきっかけです。大学では全く違う分野を専攻していたため不安はありましたが、社長以外は文系の学部出身と聞いて安心したことを覚えています。
認定補聴器技能者を目指したきっかけ 弊社は採用が早期に終わり、大学在学中に養成課程のⅠ期を受講するシステムです。先輩方もそうされてきたとのことで、認定補聴器技能者は取得しないといけない資格であると認識していました。また、全社員が有資格者または取得中であるため、受講時にわからないことがあっても教え合える環境にいたことが恵まれていたと思います。 前述のとおりⅠ期のeラーニングは補聴器を見たことも触ったこともない状態で受講しましたので、補聴器の構造・機能の分野や聴力測定、効果測定などわからないことだらけでした。就職して実際に働く中で「あぁ、eラーニングで言ってたのはこのことだったのか!」と思うことがほとんど。スクーリングでは耳型採取の道具の実物を見たことも初めてで隣の席の方と指導の先生に大いに助けられたことを覚えています。 弊社は資格を取得してから本格的に販売を始めるようになります。そのためお客様により良い聞こえを提供するための器種選択、カウンセリングなど細心の注意を払って努めなければと、一層身の引き締まる思いです。お客様もここはいつ来ても技能者の方がいるから安心できる、と言っていただけますのでその期待に応えることができるように日々邁進していく所存です。 お客様の生活の一助に 「私にとって補聴器は命の次に大事なものよ、ひととお話しできないと心が死んでいくからね」とお客様に言われたこともあります。その言葉が現在この仕事に携わるうえで一番深いところにある言葉、考えであると思います。この言葉は弊社の「きこえを変え、コミュニケーションを変え、人生を変えていく」の使命にも通ずることですし、お客様の生活の一助になれたらこの上なくうれしいものであると感じます。 あるお客様が、デイサービスのアクティビティの際にスタッフの方やお友達に誘われても聞こえないから寝たふりをして過ごしている、と初めて来店されたときに仰っていました。その後補聴器をつけるようになり、施設スタッフの方の声やお友達の声がわかるようになり、アクティビティにも楽しく参加できるようになったそうです。前は嫌々行っていたデイサービスの日が今は待ち遠しいのよ、お友達にも「最近は眠くないのね」と冗談半分で言われるわ、と喜んでいただけたことがありました。ほかにも家族様に説得されて来店された方が補聴器をつけると目を輝かせる瞬間に立ち会うたびに感動のおすそ分けをいただいています。 補聴器の機能も日進月歩ですし、お客様の困りごとを少しでも改善できるよう日々スキルアップが求められます。お客様のフィッティングでうまくいかない時はほかのスタッフと事例共有やメーカーさんにどういう調整をしたらいいか質問したりしています。異なった視点からアプローチすると案外うまく行くことが多いです。また、HHP研修会にも参加させていただいております。スキルアップや教育は惜しまずサポートしていただける会社なので、その期待に応えるため、ひいてはお客様のために精進しております。 補聴器を試すまでのハードルの高さ まだ補聴器は早いかもしれないが仕事で聞こえにくさを感じているので試すだけでもしてみたい、と来店された50代のお客様がいらっしゃいました。お試しいただいたところ、お若いこともありすぐに補聴器の音に慣れてBluetooth機能なども使いこなしておられ、補聴器があったほうが良いとご購入いただきました。「子供たちもまだ学生なのでこれから進学でどんどんお金がかかっていく。僕は補聴器に踏み切るのに時間がかかってしまったが、聞こえにくいのを我慢して仕事ができないと会社の人に判断される前に踏み切れてよかった。今まで部下に呼びかけられてないかとか常に気にしていたので、その聞こえに割いていたリソースを仕事のほうに回せるようになったからより効率良く仕事ができると思う。」と仰っていました。補聴器はまだ早いかな、と思っている現役世代は多くいると感じる出来事でした。現役世代の聞こえにくさは仕事の評価に直結してくると思います。最近少しずつ現役世代のお客様も多くなってきた印象ですが、聞こえにくさを感じてから、補聴器を試してみよう、専門店に行ってみようという最初のハードルが高いことが今の問題なのではないかなと考えさせられる出来事でした。 これから技能者を目指す方へ 補聴器のフィッティング技術を磨くことがお客様のQOLを上げていくことに直結します。お客様のお困りごとに寄り添えるように、またそこからより良い聞こえを提供できるように研鑽を積むことが認定補聴器技能者をはじめ補聴器をフィッティングする私たちに課せられる使命だと思います。 補聴器の技術は日進月歩ですから我々は常に学び続けないといといけません。技能者になる前は資格取得がゴールのように思えていましたが現在はそこからが頑張りどころだなと感じます。補聴器を販売するより多くの方が認定補聴器技能者の資格を取得することによって、補聴器業界全体でお客様の人生をより明るくできるようになるとうれしく思います。 おわりに いかがでしたでしょうか。坂本さんのインタビューでもありましたように、認定補聴器技能者になることはゴールではなく、むしろそこからが本当のスタートです。進歩を続ける補聴器の性能に負けないよう、新たな知識の習得やフィッティング技術を磨き続けることがお客様に喜んでもらえることに繋がります。 技能者協会では認定補聴器技能者になった後も継続して学べるよう、HHP研修会をオンラインでも開催しております。“Everyone Skillup!”を合言葉にこれからも研鑽を積んでいきましょう!
お客様の生活の一助に 「私にとって補聴器は命の次に大事なものよ、ひととお話しできないと心が死んでいくからね」とお客様に言われたこともあります。その言葉が現在この仕事に携わるうえで一番深いところにある言葉、考えであると思います。この言葉は弊社の「きこえを変え、コミュニケーションを変え、人生を変えていく」の使命にも通ずることですし、お客様の生活の一助になれたらこの上なくうれしいものであると感じます。 あるお客様が、デイサービスのアクティビティの際にスタッフの方やお友達に誘われても聞こえないから寝たふりをして過ごしている、と初めて来店されたときに仰っていました。その後補聴器をつけるようになり、施設スタッフの方の声やお友達の声がわかるようになり、アクティビティにも楽しく参加できるようになったそうです。前は嫌々行っていたデイサービスの日が今は待ち遠しいのよ、お友達にも「最近は眠くないのね」と冗談半分で言われるわ、と喜んでいただけたことがありました。ほかにも家族様に説得されて来店された方が補聴器をつけると目を輝かせる瞬間に立ち会うたびに感動のおすそ分けをいただいています。 補聴器の機能も日進月歩ですし、お客様の困りごとを少しでも改善できるよう日々スキルアップが求められます。お客様のフィッティングでうまくいかない時はほかのスタッフと事例共有やメーカーさんにどういう調整をしたらいいか質問したりしています。異なった視点からアプローチすると案外うまく行くことが多いです。また、HHP研修会にも参加させていただいております。スキルアップや教育は惜しまずサポートしていただける会社なので、その期待に応えるため、ひいてはお客様のために精進しております。 補聴器を試すまでのハードルの高さ まだ補聴器は早いかもしれないが仕事で聞こえにくさを感じているので試すだけでもしてみたい、と来店された50代のお客様がいらっしゃいました。お試しいただいたところ、お若いこともありすぐに補聴器の音に慣れてBluetooth機能なども使いこなしておられ、補聴器があったほうが良いとご購入いただきました。「子供たちもまだ学生なのでこれから進学でどんどんお金がかかっていく。僕は補聴器に踏み切るのに時間がかかってしまったが、聞こえにくいのを我慢して仕事ができないと会社の人に判断される前に踏み切れてよかった。今まで部下に呼びかけられてないかとか常に気にしていたので、その聞こえに割いていたリソースを仕事のほうに回せるようになったからより効率良く仕事ができると思う。」と仰っていました。補聴器はまだ早いかな、と思っている現役世代は多くいると感じる出来事でした。現役世代の聞こえにくさは仕事の評価に直結してくると思います。最近少しずつ現役世代のお客様も多くなってきた印象ですが、聞こえにくさを感じてから、補聴器を試してみよう、専門店に行ってみようという最初のハードルが高いことが今の問題なのではないかなと考えさせられる出来事でした。 これから技能者を目指す方へ 補聴器のフィッティング技術を磨くことがお客様のQOLを上げていくことに直結します。お客様のお困りごとに寄り添えるように、またそこからより良い聞こえを提供できるように研鑽を積むことが認定補聴器技能者をはじめ補聴器をフィッティングする私たちに課せられる使命だと思います。 補聴器の技術は日進月歩ですから我々は常に学び続けないといといけません。技能者になる前は資格取得がゴールのように思えていましたが現在はそこからが頑張りどころだなと感じます。補聴器を販売するより多くの方が認定補聴器技能者の資格を取得することによって、補聴器業界全体でお客様の人生をより明るくできるようになるとうれしく思います。 おわりに いかがでしたでしょうか。坂本さんのインタビューでもありましたように、認定補聴器技能者になることはゴールではなく、むしろそこからが本当のスタートです。進歩を続ける補聴器の性能に負けないよう、新たな知識の習得やフィッティング技術を磨き続けることがお客様に喜んでもらえることに繋がります。 技能者協会では認定補聴器技能者になった後も継続して学べるよう、HHP研修会をオンラインでも開催しております。“Everyone Skillup!”を合言葉にこれからも研鑽を積んでいきましょう!
補聴器を試すまでのハードルの高さ まだ補聴器は早いかもしれないが仕事で聞こえにくさを感じているので試すだけでもしてみたい、と来店された50代のお客様がいらっしゃいました。お試しいただいたところ、お若いこともありすぐに補聴器の音に慣れてBluetooth機能なども使いこなしておられ、補聴器があったほうが良いとご購入いただきました。「子供たちもまだ学生なのでこれから進学でどんどんお金がかかっていく。僕は補聴器に踏み切るのに時間がかかってしまったが、聞こえにくいのを我慢して仕事ができないと会社の人に判断される前に踏み切れてよかった。今まで部下に呼びかけられてないかとか常に気にしていたので、その聞こえに割いていたリソースを仕事のほうに回せるようになったからより効率良く仕事ができると思う。」と仰っていました。補聴器はまだ早いかな、と思っている現役世代は多くいると感じる出来事でした。現役世代の聞こえにくさは仕事の評価に直結してくると思います。最近少しずつ現役世代のお客様も多くなってきた印象ですが、聞こえにくさを感じてから、補聴器を試してみよう、専門店に行ってみようという最初のハードルが高いことが今の問題なのではないかなと考えさせられる出来事でした。
これから技能者を目指す方へ 補聴器のフィッティング技術を磨くことがお客様のQOLを上げていくことに直結します。お客様のお困りごとに寄り添えるように、またそこからより良い聞こえを提供できるように研鑽を積むことが認定補聴器技能者をはじめ補聴器をフィッティングする私たちに課せられる使命だと思います。 補聴器の技術は日進月歩ですから我々は常に学び続けないといといけません。技能者になる前は資格取得がゴールのように思えていましたが現在はそこからが頑張りどころだなと感じます。補聴器を販売するより多くの方が認定補聴器技能者の資格を取得することによって、補聴器業界全体でお客様の人生をより明るくできるようになるとうれしく思います。 おわりに いかがでしたでしょうか。坂本さんのインタビューでもありましたように、認定補聴器技能者になることはゴールではなく、むしろそこからが本当のスタートです。進歩を続ける補聴器の性能に負けないよう、新たな知識の習得やフィッティング技術を磨き続けることがお客様に喜んでもらえることに繋がります。 技能者協会では認定補聴器技能者になった後も継続して学べるよう、HHP研修会をオンラインでも開催しております。“Everyone Skillup!”を合言葉にこれからも研鑽を積んでいきましょう!
おわりに いかがでしたでしょうか。坂本さんのインタビューでもありましたように、認定補聴器技能者になることはゴールではなく、むしろそこからが本当のスタートです。進歩を続ける補聴器の性能に負けないよう、新たな知識の習得やフィッティング技術を磨き続けることがお客様に喜んでもらえることに繋がります。 技能者協会では認定補聴器技能者になった後も継続して学べるよう、HHP研修会をオンラインでも開催しております。“Everyone Skillup!”を合言葉にこれからも研鑽を積んでいきましょう!