「認定補聴器技能者」は、一般にはあまり聞き慣れない資格ですが、補聴器をお買い求めになる際には、大変重要な役割を果たします。 今回は、実際に補聴器専門店のスタッフとして10年、第一線で活躍されている小出さんにお話を伺いました。 認定補聴器技能者 小出 拓さん(2008年取得)
「認定補聴器技能者」は、持っておくべき資格です 補聴器販売の仕事に就いた時、「認定補聴器技能者」という資格を知ったわけですが、自分の知識や技能を高めていく上での最低限の目標として資格取得を目指す事にしました。当時自分が今後やっていく補聴器に携わる仕事を考えると、持っていて当たり前の資格だという認識でした。
お客様からの「期待」に応えたい思いが強くなりました 資格を取得したからといって接客の仕方や仕事の質が大きく変わったという実感はありません。それに接客の仕方や仕事の品質が良くなったかどうかは周囲の方々やお客様が評価する事だと思いますし、自分自身での評価はできません。しかし資格取得までに積んだ経験や技能などはもちろん仕事に役立っていますし少なからず自信にもなっていますから、そういったところから取得前と比べ進歩していると評価していただけるなら嬉しく思います。 逆に「認定補聴器技能者」としてお客様からの見方や期待度は間違いなく変わっていると実感しています。本当の意味でお客様からの期待に答えられるようになるには有資格者になったこれからが大事だと思いますし、日頃から「認定補聴器技能者」として恥ずかしくない接客や仕事の品質を高めようという意識は強くなっていると思います。
心がけているのは「丁寧な応対」です 接客業の基本でもありますが、話し方はもちろん、立ち居振る舞いや補聴器の取扱いなどあらゆる意味で丁寧に対応する事を心がけています。技能や知識だけでお客様の満足や安心感はけっして得られないと思っています。また社会人になりたての時、先輩から「1つの事をうまく説明したいなら、その事だけじゃなくその周りにある100の事を理解しないと本当に良い説明はできない」と言われた事があります。その言葉を実感することが多くありますので、いつもその言葉を意識して知識や情報を積極的に取り入れるように心がけています。 小出さんがお勤めの店内の様子 高度なご要望にお応えできた喜びは最高! 以前文筆業をされているお客様の担当をさせていただいた事があり、お仕事の中での打ち合わせや、会議など,聞き漏らしや聞き間違いのできない重要な場面での補聴器装用を希望されていました。当然、お客様からのご要望やご指摘などは高度な訴えが多く、補聴器適合には非常に苦労を要し、時間が掛かった記憶があります。しかし、最終的に補聴器を購入され「世界が変わった気分だ」と喜んでいただいた時は本当に嬉しく思い、その後の力になっています。 お客様データを見ながら接客中の小出さん 認定補聴器技能者とは、安心の証の一つです 補聴器販売に携わっている私たちは、お客様から「補聴器のプロ」と見られるのは当然です。しかし、現実の補聴器販売では特段の規程がないので、資格の有無や技能・経験の優劣には関わりなく携われます。これではスムーズな接客対応やフィッティングができないでしょうね。販売店や販売員が一定水準以上のレベルにあるかどうかをお客様が本当の意味で判断することはすぐには難しいかもしれませんが、「認定補聴器技能者」という資格はその判断材料の一つになるものでもあり、少なからずお客様の安心感につながるものだと思います。 認定補聴器技能者をめざすあなたへ この仕事は、派手ではありませんが、聞こえというお客様の日常や仕事や大切な場面に関わる重要な仕事と思っています。だからこそ私の接客対応やフィッティングなどをご評価いただいて、その後も私を指名してご来店いただいた時などは非常に嬉しく思いますし、この仕事にやりがいを感じます。 「認定補聴器技能者」の資格を取るまでにかかる5年間は長いように思われますが、補聴器を取り扱う上で必要な様々な知識や技能、経験を積むということを考えれば、5年という期間は決して長くはありません。資格を取る事だけではなく、あくまでもその中身である経験やそれに伴う知識・技能を身につける事が重要なのですから、資格取得後どうしていくべきかという事も見据えて勉強や講習会などに臨んだ方が良いのかもしれません。受験勉強としての5年間ではつまらないですしね。 おわりに「認定補聴器技能者」の役割、大切さを実感していただけましたでしょうか。幅広い知識や秀でた技能だけでなく、認定補聴器技能者になるための「5年間」の頑張りを支えた思いや理念はきっと、みなさまの補聴器ライフに大きな安心感をもたらすことでしょう。
高度なご要望にお応えできた喜びは最高! 以前文筆業をされているお客様の担当をさせていただいた事があり、お仕事の中での打ち合わせや、会議など,聞き漏らしや聞き間違いのできない重要な場面での補聴器装用を希望されていました。当然、お客様からのご要望やご指摘などは高度な訴えが多く、補聴器適合には非常に苦労を要し、時間が掛かった記憶があります。しかし、最終的に補聴器を購入され「世界が変わった気分だ」と喜んでいただいた時は本当に嬉しく思い、その後の力になっています。 お客様データを見ながら接客中の小出さん 認定補聴器技能者とは、安心の証の一つです 補聴器販売に携わっている私たちは、お客様から「補聴器のプロ」と見られるのは当然です。しかし、現実の補聴器販売では特段の規程がないので、資格の有無や技能・経験の優劣には関わりなく携われます。これではスムーズな接客対応やフィッティングができないでしょうね。販売店や販売員が一定水準以上のレベルにあるかどうかをお客様が本当の意味で判断することはすぐには難しいかもしれませんが、「認定補聴器技能者」という資格はその判断材料の一つになるものでもあり、少なからずお客様の安心感につながるものだと思います。 認定補聴器技能者をめざすあなたへ この仕事は、派手ではありませんが、聞こえというお客様の日常や仕事や大切な場面に関わる重要な仕事と思っています。だからこそ私の接客対応やフィッティングなどをご評価いただいて、その後も私を指名してご来店いただいた時などは非常に嬉しく思いますし、この仕事にやりがいを感じます。 「認定補聴器技能者」の資格を取るまでにかかる5年間は長いように思われますが、補聴器を取り扱う上で必要な様々な知識や技能、経験を積むということを考えれば、5年という期間は決して長くはありません。資格を取る事だけではなく、あくまでもその中身である経験やそれに伴う知識・技能を身につける事が重要なのですから、資格取得後どうしていくべきかという事も見据えて勉強や講習会などに臨んだ方が良いのかもしれません。受験勉強としての5年間ではつまらないですしね。 おわりに「認定補聴器技能者」の役割、大切さを実感していただけましたでしょうか。幅広い知識や秀でた技能だけでなく、認定補聴器技能者になるための「5年間」の頑張りを支えた思いや理念はきっと、みなさまの補聴器ライフに大きな安心感をもたらすことでしょう。
認定補聴器技能者とは、安心の証の一つです 補聴器販売に携わっている私たちは、お客様から「補聴器のプロ」と見られるのは当然です。しかし、現実の補聴器販売では特段の規程がないので、資格の有無や技能・経験の優劣には関わりなく携われます。これではスムーズな接客対応やフィッティングができないでしょうね。販売店や販売員が一定水準以上のレベルにあるかどうかをお客様が本当の意味で判断することはすぐには難しいかもしれませんが、「認定補聴器技能者」という資格はその判断材料の一つになるものでもあり、少なからずお客様の安心感につながるものだと思います。
認定補聴器技能者をめざすあなたへ この仕事は、派手ではありませんが、聞こえというお客様の日常や仕事や大切な場面に関わる重要な仕事と思っています。だからこそ私の接客対応やフィッティングなどをご評価いただいて、その後も私を指名してご来店いただいた時などは非常に嬉しく思いますし、この仕事にやりがいを感じます。 「認定補聴器技能者」の資格を取るまでにかかる5年間は長いように思われますが、補聴器を取り扱う上で必要な様々な知識や技能、経験を積むということを考えれば、5年という期間は決して長くはありません。資格を取る事だけではなく、あくまでもその中身である経験やそれに伴う知識・技能を身につける事が重要なのですから、資格取得後どうしていくべきかという事も見据えて勉強や講習会などに臨んだ方が良いのかもしれません。受験勉強としての5年間ではつまらないですしね。
おわりに「認定補聴器技能者」の役割、大切さを実感していただけましたでしょうか。幅広い知識や秀でた技能だけでなく、認定補聴器技能者になるための「5年間」の頑張りを支えた思いや理念はきっと、みなさまの補聴器ライフに大きな安心感をもたらすことでしょう。